秘書の仕事にハマった愛知移民

勝手に秘書に任命され、泣きながら始めたものの、いつの間にか秘書の仕事にどっぷり。ただ今後、担当者として会社の本業に深く関わるお仕事をしてみたかったので、2015年6月、ボスの引退とともに秘書業を卒業しました。これから秘書になりたい人や、突然秘書になれと命令された人のために、秘書の仕事で得たものを書き残します。ちなみに手土産になるお菓子リサーチは、もはや趣味でやるノリになってしまったので、今後もゆるゆる続くと思われます。気が向いたら紹介していきます~

秘書の集まり(セミナー等)を覗いてみる

今週のお題「今年見に行ってよかったもの」ということですが、それは秘書同士の集まり(研修会やセミナー)です。

 

なぜかと言うと

結論から述べますと、非常に楽しく、大変勉強になり、良い刺激になるからです。

 

以前、「秘書には業界による違いや、会社の組織による違いがある。しかし、秘書の仕事は、どの業界や会社であっても、大部分が共通している。」と述べました。

その共通している基本部分については、どの秘書も同じような悩みを持ち、同じような努力をしています。

そこで、秘書のセミナーや研修に顔を出すと、様々な苦労や裏ワザをシェアすることができるのです。いわゆるヒショヒショ話。

 

例えば接待ネタだと「うちのボス、最近 太ってきちゃって…どうやってダイエットしてもらえばいいかしら。」とか「いいお店ないかしら。」とか。

外資系の秘書には「英語でお客様をご案内しなきゃいけないんだけど、いい勉強法あるかしら。」とか「外国人のお客様が相手だと、どういうお手土産が喜ばれますか。」とか。

 

さらには、兼務秘書や社長秘書など、組織の立場特有の悩みで社内ではなかなか共感してもらえない内容も、似たような立場の秘書さんと出会うことによってシェアすることが可能です。

 

立場特有の悩みについては、社内だと相談しにくい場合も多いのです。ボスのほかに、自分の組織の直属の上司がきちんと対応してくれるなら良いのですが、上司が秘書の仕事を理解していないケースや、介入したがらない場合もあるからです。同じ立場の人が何人もいるような会社は稀でしょうし、いたとしても相談しにくいこともあります。

良い出会いがあれば、裏ワザを教えてもらうだけでなく、向上心を高めあったり、ストレス解消になったり、いいこといっぱいです。講師の方との出会いも大きいと思います。

 

私自身、恥ずかしいことに秘書になる前は「秘書=指示待ち人間」のイメージがあったので、最初は仕事に対して後ろ向きな気持ちでした。でも、秘書になって1ヶ月後、会社の費用で東京秘書協会の秘書セミナーに行かせてもらってから、秘書という仕事に対する考え方が変わりました。

そのおかげで、秘書の仕事に積極的になり、ボスのためにより良いサポートができるよう自発的に考えて勉強し、実行する姿勢でいることができたと感じています。

 

まずは、能率協会や秘書協会のセミナーが手っ取り早いです。能率協会の参加費はすごく高いので、会社の費用で行けるなら能率協会でも良いと思いますが、秘書協会のセミナーの方がリーズナブルな印象です。私は秘書協会のセミナーを受けましたが、初心者用の内容としてきちんとしており、魅力的な講師の方もいらっしゃっていました。

参加費無料のものだと、ぐるなびの「こちら秘書室」もあります。東京や大阪まで足を伸ばせるなら、セミナーや試食会などに参加できます。名古屋の秘書には厳しいですが…

私の場合は、ボスが東京で接待する機会が多かったので、土日に開催された試食会兼マナー講座に出かけました。安い参加費ですが、一流レストランのお食事を楽しめました。

 

私は今年、秘書業を引退しましたので、秘書セミナーとも試食会とも今年でサヨナラです。(セミナー組織自体との関わりも特に目的としておりませんし。)

ただ、そこで学んだことはビジネスマンとして社会的な人間として大切なことなので、これからの仕事にもプライベートにも、もちろん応用していくつもりです。

 

今年も他社の秘書が集まる場を見に行ったことと、それを受けて勉強し、最後まで積極的に秘書の仕事に取り組めたのは、本当に良かったと思います。

 

なんだか学生の日記みたいになりましたが、本日は以上です。