秘書の仕事にハマった愛知移民

勝手に秘書に任命され、泣きながら始めたものの、いつの間にか秘書の仕事にどっぷり。ただ今後、担当者として会社の本業に深く関わるお仕事をしてみたかったので、2015年6月、ボスの引退とともに秘書業を卒業しました。これから秘書になりたい人や、突然秘書になれと命令された人のために、秘書の仕事で得たものを書き残します。ちなみに手土産になるお菓子リサーチは、もはや趣味でやるノリになってしまったので、今後もゆるゆる続くと思われます。気が向いたら紹介していきます~

会社の役割とボスの頭の中

先日、久しぶりに女子飲みにでかけました。

一緒に出かけた彼女と私は、同じ会社の同期。お互い昇格したお祝いも兼ねて、ちょっと贅沢をしてきました。

サラリーマンとして働き、生活に困らない水準の賃金、恵まれた労働環境のもと健康で文化的な生活を送っております。

過度な残業やサービス残業などは一切なく、土日や長期連休、有給休暇はしっかり休み。

彼女と私は、会社の力ってすごいよね〜としみじみ。

働いたら給料を貰うのが当然と思いがちだけど、従業員にここまでの充実した福利厚生や給料を安定的に与え続けることを考えると、会社っていうのは本当にすごいと思うのです。

 

「会社とは、事業活動によって利益を出すもの」と言われます。昔は、単なる金儲けとしか思えなかったのですが、働くなかで事業活動を体感し「会社は事業活動によって利益を出し、事業を拡大することで雇用を創出し、あらゆるステークホルダーへ貢献をする」という会社の社会的役割の重要性を知りました。

会社には、従業員以外にも、株主やお客様、取引先、関係会社などの利害関係者がいて、会社が潰れては困る人は、実に多いのです。細かいところまで言えば、清掃や森林保護などのボランティア活動、学校や老人ホーム、障害者施設への寄付もしています。

 

さて、私自身は昔、秘書になれと言われたとき「秘書って指示されたことをやるだけの単なる雑用係で、つまんないんだろうな。」という先入観を持っていました。ほかにもそういうふうに思っている人や、実際につまらない仕事をしている秘書さんもいるかもしれません。

ただ、会社役員につくほとんどの秘書は、事業が動くその場面に何らかの形で関与します。直接ではないものの、お茶出し、応接室の管理、電話、手土産選び、スケジュール調整、書状、何がどう関与するかはわからないけれども、致命的な何かだったり、決定権な何かになりうる可能性もあります。

なお、直接の関与に関しては、どこまでどう関与するかは、ボス自身の考えや会社の方針などで違います。でも、ボスの仕事の内容への理解度に関しては、秘書自身の努力やキャリア次第で違いが出てきます。

秘書は、ボスからの指示を受けて仕事をするし、雑務もたくさんあるけれども、同じ指示内容でも同じ雑務でも、ボスの考えを先読みしてやるのとそうでないのとは、全く違うパフォーマンスになります。

ボスが考える「会社の役割」に思いを馳せてみると、ボスが事業活動のなかで、人付き合いのなかで、どういうことを大事にするのか、何となくつながってきませんか。

 

私は、本人に直接聞いてみたことがあります。

本日は、以上です。