秘書の服装とお気に入りの靴
ちょっと息抜きして、今週のお題「お気に入りの一着」をご紹介しようと思います。
とはいえ、私は、身につけるものすべてがお気に入り。
どんなに安い服でも、必ず直に見て触って、その生地の質感や仕立てから、見た目の美しさや肌触り、手入れのしやすさや持ちの良さを確認します。さらには必ず試着して、着心地や動きやすさ、形が自分の体型を美しく女性らしく上品に見せてくれるか、色みが自分の雰囲気を明るく清楚に、ときに華やかに見せてくれるか確認します。
靴も、必ず試着をして、質感と履き心地、歩きやすさ、自分の脚を綺麗に見せてくれるかを確認してから購入します。
秘書の仕事をするときの服や靴選びでは、下記の3点が重要だと考えています。
1.明るく清楚、上品な女性に見えること
秘書は、いろんな年齢や性別の人に会うので、どんな相手にも不快感を与えない服装が望ましいです。また、秘書のイメージは、ボスのイメージに強く影響します。お手本は、結婚相手の親に会いに行くときの服装。高級品でなくて良いので、色の爽やかさと適度なサイズ感を大切にします。
NGな例としては、スカートが短すぎたり胸元があきすぎたり、体のラインが出すぎたりするなど、セクシーすぎる服装。柄が派手すぎたり、あまりにも個性的すぎる服装も、万人ウケしないのでのぞましくありません。一方で黒が無難だからも全体的に色が暗すぎるのも、爽やかさが欠けて良くないです。
自分がお買い物するときには、ROPEやナチュラルビューティベーシック、組曲、ストロベリーフィールズ、ユナイテッドアローズ、ビームスなどのお店を見て回ります。
百貨店では高いので、大抵はアウトレット店でお得にGETします。
2.ボスの横にいて違和感がないこと
秘書は、ボスと同行することもあれば、ボスのお客様の接遇をすることもあります。ボスの横にいて、違和感がないことは重要です。
基本的には、スーツに準じた綺麗めの服装になるかと思います。ボスを引き立たせるためにとカチッとした地味めの服装をするにしても、派手にならない程度に明るい色みや小さめのアクセサリーを取り入れるなど、ちょっとした女性らしさや柔らかい雰囲気を出すのが良いです。高級品はNGですが。
具体的には、シンプルなジャケットやブラウス、綺麗めなカットソーやカーディガンなどが無難です。
ジャケットを普段は着ない場合でも、オフィスに1枚常備しておく人は、わりといます。襟なしのノーカラージャケットなら、どんな服装でも合わせやすくて便利です。
なお、女性の正装はズボンではなくスカートとされています。いつどんな場に出ることになるかわからない秘書は、ズボンよりもスカートをチョイスするのがベターです。
足元は、肌色のストッキングにややヒールがあるパンプス(つま先と踵が覆われていて、ストラップが付いていないもの)が望ましいとされています。
一般的には、サンダルやミュール、ブーツはビジネスの場に相応しくないです。つま先があいたオープントゥのパンプスも、きちんとした場では避けた方が良いです。
ストッキングは、ジュエリー程度にワンポイントの柄がついているくらいなら好印象ですが、広範囲にわたり派手な柄がついているものは、万人受けしないためNGです。
3.動きやすいこと
秘書は、よく動きます。何かあれば素早く反応し、対処するのが秘書です。ということで、動きにくい格好はNGです。
上品な女性らしさと動きやすさをクリアできるボトムスは、フレアスカートか、ストレッチ生地のタイトスカート。スカートの場合、色や柄が少し強めでも派手になりすぎないので、私はたくさんの種類のスカートを持っています。白いブラウスとあわせるだけの簡単コーデ。
スカートは、トップスと違って直接肌に触れないので、こまめに洗濯する必要がありません。繊細な生地のものや、ハイブランドのものも、選びやすいと思います。
ただ、飲み物をこぼしてしまう可能性もありますので、トラブルになるほどの高級品は着ていかないように…
動きやすさに最も大きな影響を与えるものは、靴。
私のお気に入りを紹介します。
ダイアナ「Well Fit」シリーズのパンプス。
足先が広いため、履いたときに足指に余裕があります。また、力が加わりやすい部分にクッションが内臓されているため、歩くときに足裏が痛くなりにくいです。かえりも良く、歩くときに靴が足についてきます。
歩きやすいのに履くと脚が綺麗に見える絶妙な高さと細さのヒールもお気に入り。大きくあいたシャープなカットの履き口は、脚をスラリと見せてくれます。
あと、こういう靴って、革靴のボスの隣にいるとき、しっくりきます。シンプルで服を選びません。
カカトのゴムを何度も修理しては履いています。履きつぶしてもまた購入したい靴です。ただ、このシリーズが今はあまり販売されていないので、お気に入りを探しているところです。
なお、ダイアナの靴はショップに持ち込めば、メンテナンスをしてもらうことができます。有料ではあるものの、良心的な価格で対応してもらえます。
ワコールのパンプス「サクセスウォーク」はリーズナブルな価格ではきやすいです。
ヒールが全くない靴は正式な場では望ましくないとされますが、ヒールが高すぎて動きにくい靴はNGです。動きにくいから。
本日は、以上です。
ボスの人間関係構築は、秘書がサポートする
私が秘書をしていたとき、ボスのスケジュールのほとんどは、人と会って話をする時間で埋まっていました。
会社の役割とボスの頭の中
先日、久しぶりに女子飲みにでかけました。
一緒に出かけた彼女と私は、同じ会社の同期。お互い昇格したお祝いも兼ねて、ちょっと贅沢をしてきました。
サラリーマンとして働き、生活に困らない水準の賃金、恵まれた労働環境のもと健康で文化的な生活を送っております。
過度な残業やサービス残業などは一切なく、土日や長期連休、有給休暇はしっかり休み。
彼女と私は、会社の力ってすごいよね〜としみじみ。
働いたら給料を貰うのが当然と思いがちだけど、従業員にここまでの充実した福利厚生や給料を安定的に与え続けることを考えると、会社っていうのは本当にすごいと思うのです。
「会社とは、事業活動によって利益を出すもの」と言われます。昔は、単なる金儲けとしか思えなかったのですが、働くなかで事業活動を体感し「会社は事業活動によって利益を出し、事業を拡大することで雇用を創出し、あらゆるステークホルダーへ貢献をする」という会社の社会的役割の重要性を知りました。
会社には、従業員以外にも、株主やお客様、取引先、関係会社などの利害関係者がいて、会社が潰れては困る人は、実に多いのです。細かいところまで言えば、清掃や森林保護などのボランティア活動、学校や老人ホーム、障害者施設への寄付もしています。
さて、私自身は昔、秘書になれと言われたとき「秘書って指示されたことをやるだけの単なる雑用係で、つまんないんだろうな。」という先入観を持っていました。ほかにもそういうふうに思っている人や、実際につまらない仕事をしている秘書さんもいるかもしれません。
ただ、会社役員につくほとんどの秘書は、事業が動くその場面に何らかの形で関与します。直接ではないものの、お茶出し、応接室の管理、電話、手土産選び、スケジュール調整、書状、何がどう関与するかはわからないけれども、致命的な何かだったり、決定権な何かになりうる可能性もあります。
なお、直接の関与に関しては、どこまでどう関与するかは、ボス自身の考えや会社の方針などで違います。でも、ボスの仕事の内容への理解度に関しては、秘書自身の努力やキャリア次第で違いが出てきます。
秘書は、ボスからの指示を受けて仕事をするし、雑務もたくさんあるけれども、同じ指示内容でも同じ雑務でも、ボスの考えを先読みしてやるのとそうでないのとは、全く違うパフォーマンスになります。
ボスが考える「会社の役割」に思いを馳せてみると、ボスが事業活動のなかで、人付き合いのなかで、どういうことを大事にするのか、何となくつながってきませんか。
私は、本人に直接聞いてみたことがあります。
本日は、以上です。
秘書検定の結果が届きました
昨日、秘書検定一級の面接結果が、自宅のポストに届きました。
【面接を受けたときのレポート】
【筆記の合格通知と一緒に、面接用の記入用紙が同封されている】
綺麗になりたいときは、エステより床屋
そろそろクリスマス。
秘書検定1級の面接を受けました
1.大袈裟めに前傾姿勢をとる。(15度)