秘書の仕事にハマった愛知移民

勝手に秘書に任命され、泣きながら始めたものの、いつの間にか秘書の仕事にどっぷり。ただ今後、担当者として会社の本業に深く関わるお仕事をしてみたかったので、2015年6月、ボスの引退とともに秘書業を卒業しました。これから秘書になりたい人や、突然秘書になれと命令された人のために、秘書の仕事で得たものを書き残します。ちなみに手土産になるお菓子リサーチは、もはや趣味でやるノリになってしまったので、今後もゆるゆる続くと思われます。気が向いたら紹介していきます~

愛知県の老舗和菓子店3選(栗のお菓子)〜大企業の会長や社長への会食手土産にもどうぞ〜

秋らしくなってきました。

秋は、手土産選びに困らない季節。

 

秘書にとっては選択肢が多くて嬉しい季節です。特にね、栗。

 

老若男女、国内外で愛されている栗。

 

栗スイーツは、和菓子も洋菓子も種類が豊富ですし、秘書のターゲットゾーンに該当する「高級感があって上品」なものが多いので、栗ネタだけで秋をやりすごすこともできます。

 

 今回は、ボスから初対面の相手や目上の相手、大切なお客様に差し上げても失礼のない手土産を選びたい人向けに

 

 愛知県から、以下3つの条件を満たす「誰に差し上げても恥ずかしくない栗の和菓子」を紹介します。

 

・上品で美味しい。

・格式ある正統な和菓子。

・常設店舗は愛知県内のみ。

 

1.  松華堂 上り栗羊羹(愛知県半田市)

松華堂さんは、江戸時代後期から続く老舗の和菓子店です。

原材料は、安全性を確かめた上で厳選した国産品だけを使い、製造も可能な限り伝統的な製法、手作りにらこだわっている本格的な和菓子は、光悦茶会などの有名茶会でもつかわれるなど、全国の茶人の方々にも支持されています。

 

さてさて

私の大好きな、いや、オススメの「上り栗羊羹」ですが、

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軽羹と栗羊羹がくっついた棹菓子です。甘さが控えめで上品、舌触りがよくて、本当に美味しいです。

 

ただし、賞味期限は 3日なので注意。

店舗で購入する場合は、半田駅から徒歩5分の場所にある本店のほか、中部国際空港でも購入できます。

栄と星ヶ丘三越でも、毎週水曜日には購入できます。(県外の三越でも、定期的に購入できるところがあるようです。)

 

電話やネットで注文すれば配送してくれますが、到着が翌日以降になってしまうと、お客様の召し上がれるのは翌日までになってしまいます。(私は電話とfaxで注文していました。)

日持ちが気になる場合は、軽羹のついていない栗羊羹もオススメ。(賞味期限15日)

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 価格は 上り栗羊羹が1,770円、栗羊羹が1,680円なので、ほかのお菓子と詰め合わせても、2〜5千円の予算できちんとしたお菓子箱が出来上がります。

 

私なら、より日持ちする「栗どら」(賞味期限7日間、1個220円)か、定番銘菓(賞味期限7日間、1個120円〜)を箱に合うように組み合わせて仕上げてもらいます。

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 ちなみに、生菓子(賞味期限2日間)は賞味期限が短く、お取り寄せもできないため、手土産には難しいですが、大変美しくて美味しいので、ぜひ一度、食べてみてください。

名古屋高島屋地下1階銘菓百選コーナでは金曜と日曜、名古屋栄三越地下1階菓遊庵では第1土曜日と第3土曜日に、生菓子3個入りを購入することができます。(人気なので、昼過ぎには売り切れています。)

 

ホームページは、こちら。

http://handa-shokado.co.jp

  

2. 美濃忠 栗むし羊羹(愛知県名古屋市)

 尾張藩御用の菓子屋を勤めた桔梗屋さんの流派のをくむ、格式の高い老舗の和菓子屋さんです。

桔梗屋さんで長年奉公した伊藤忠兵衛さんが、江戸時代の安政元年に暖簾分けされ、創業したことに始まるとのこと。 

 

直営店やオンラインショップのほか、名古屋のあらゆる百貨店に店舗があり、外商さん経由での購入もできるため、秘書としては手配がしやすく、非常に使いやすいです。味や格式だけでなく、箱も高級感があって美しいので、超高級店の接待でも、大切な人、目上の方にもオススメ。
 
県外ではあまり知名度が高くないのですが、県外に店舗がないことと、羊羹なのにあまり日持ちしないことが理由だと考えています。県外で知名度が低いからこそ、珍しがっていただけるので、大変オススメです。

 

黒糖カステラ生地の上に、栗ぎっしりの蒸し羊羹がのった「栗むし羊羹(9月上旬から11月中旬)」のほか、創業時より伝わる銘菓「上り羊羹(9月上旬から5月下旬)」もオススメ。

 

羊羹のお好きな方だったら、2本の詰合せが断然オススメなんですが、どちらも蒸し羊羹なので、消費期限が4日間。

 

…ということで、どちらかを選べと言われたら、今は、たった2ヶ月しか買えないというレア度の高い栗むし羊羹を選びます。(滅多に会わない相手だったら、上り羊羹かしら…)

 

いずれも1竿で2,376円と、高級価格。見ばえよい大きさになるよう2本にするか、日持ちする「ごっさま(日持ち10日、もちもちして万人ウケする美味しさ、私も大好き)」や「雪花の舞(日持ち12日、味は皮が硬めで甘さあっさりの黄身餡おまんじゅう、紅白で見た目が華やか)」などの小さな菓子を詰め合わせると、3〜6千円。エグゼクティブ向けの手土産にピッタリです。

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ホームページは、こちら。

http://www.minochu.jp/index.html

 

 

3. 長寿園 栗羊羹と味噌松風の詰合せ(愛知県名古屋市)

 

長寿園は、名古屋市の桜山にある家族経営の小さな和菓子屋さんです。建物は昔ながらの小さくて質素な建物で、ホッとします。買いに行くと、お店の方が、食べやすい大きさに切った味噌松風とお茶を出してくれました。

 

その味噌松風の美味しいこと!!

滑らかな舌触りの蒸し羊羹とふんわりしたカステラ生地、全体が上品な甘さでまとまっていて、素晴らしいバランスです。

 

食べる前は、名前を見て「お菓子に味噌かい!美味しくなさそう〜」と思ったのですが、とんでもない。「確かに味噌と言われれば味噌の風味に思えますが、この風味は味噌なのですか?味噌嫌いの私が、こんなにハマるなんて…!」という感想。

  

ということで、一番のオススメは、実はこの「味噌松風(1,300円、日持ち3日間)」。(知らなかった方は、騙されたと思って食べてみてください!)

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 でもでも、「栗羊羹(1,900円、日持ち10日間)」もかなりオススメ。 

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ただ美味しいだけでなく、原材料や製法にこだわっています。

・生栗から丁寧に皮をむき自店で甘露煮に加工した国産高級「栗」がゴロゴロ。
・小豆から自家製造した「こしあん」をゆっくり煮込んだ本格派の煉りようかん。
・原材料は「小豆」「砂糖」「栗」「寒天」だけ。昔ながらの製法で造りました。羊羹舟に流し、包丁で裁断した本格的なようかん。
・最近は外国で加工された缶詰・ビン詰を使用した製品が多い中、希少な自家加工栗を使用。

 

自家製のこし餡は1日がかりだそう。

http://www.wagashiya.com/smp/freepage_detail.php?cid=224&fid=3

 

ということで、両方入った箱入り詰合せ(3,400円)がオススメ。立派な箱入りで、包みはシブい感じ。

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長寿園のお菓子は、たくさんの雑誌で紹介されているのですが、デパートには出店しておらず、店舗かお取り寄せでしか買うことができないため、愛知県内でも希少価値が高いです。

(ネットや電話で注文することもできますが、手間をかけて丁寧に作っている上に家族経営ですので、連絡はお早めに。)

 

ホームページは、こちら。

http://www.wagashiya.com/smp/

 

 

 遠方のお客様には、地元のものが喜ばれます。逆に県内のお客様には、県外のものや店舗が近くにないものなど手に入りにくいが喜ばれます。

お菓子を選ぶときには、どの地域のものか、どこで売っているのか、相手にとって珍しいものなのかを確認しましょう。

 

お取り寄せでも、関東や関西なら、だいたい翌日には届きますものね。

 

買ってすぐに渡してすぐに食べてもらえるなら、私は生菓子を選びます。日持ちしないものほど、作りたてのものほど、美味しいんですよね。

 

でも、相手に家族がいて、すぐに帰って家族みんなで食べられるのか、それとも出張や単身赴任で日持ちが短いと困るのか。

 

今回オススメしたお菓子は、どれも短めの日持ちなので、遅くとも翌日には帰宅して家族と召し上がっていただける方に差し上げてくださいね。

 

本日は、以上です。